FOSTEX(フォステクス)といえば世代によってイメージされる商品が異なるかもしれません。
自作で楽しまれる方、音楽制作用途の方。
そして、独自の技術で追求する今日の上位モデル「Gシリーズ」「GXシリーズ」など。
そのフォステクスから12月上旬発売となる 新製品「GR160」をお試しできました !
「GR160」 79,000円(ペア)
[特長]
新開発16cmHR形状2層抄紙振動板ウーファー。
バスレフポートを底面としインシュレータ―とベースボードを標準で装備。
純マグネシウムのリッジドーム形状ツィーター。
価格からのイメージ以上の大きさに感じました。
コンセプトが「体に感じる低音」ということで、そのためには多少のサイズ感があります。
上位モデル譲りの質感とスピーカーで聴くことの意味を感じさせてくれそうな豊かな低音。
できるだけコストをおさえても音楽のスピーカー再生の楽しみは感じてほしい!!
そんな思いを感じるスピーカーでした。
(サイズ比較、手前はXPERIA Z2)

2層抄紙振動板ウーファーのパーツ。右:1層状態、中:2層状態、左:タンジェンシャルダンパー付。
強度を上げるために2枚貼り合わせるのではなく、紙を乾く前に2回すく工程(表現が正しいかは?)
コーン紙の黒い部分は剛性をあげるためのマイカ(雲母)によりきらきら光っています。

ついでに、上位モデルの素材について。
こちらは上位モデル「G2000a」と「G2000」のミッドレンジなど素材と形状のサンプル。
このパーツを机に落してみるとその素材固有の音がどう違うのかがわかります。

さらにさらに…。
各素材の内部損失がどの程度高いのかを確認する実験。
右下の金属球を各板に落とすと音をたてて弾むのが通常ですが、
右端の純マグネシウムは磁石に吸いついたかと思うほど弾みません !

音がひずまないために、軽くやわらかい素材に剛性を持たせるための成型の苦労が窺えます。
スピーカーで音楽を楽しんでほしいというブランドの思いを感じました。
ちなみに、仙台店では現在
Gシリーズの極み「G2000a」 1,360,000円(ペア)
GXシリーズは「GX100MA」 110,000円(ペア)
をお聴きいただけます。 (販売価格等は店頭スタッフにお声かけください! )
店頭展示の各アンプ等を組み合わせてのご試聴も可能です。
ご検討のみなさまのご来店お待ちいたしております !!
のだや 仙台店
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